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マイクロソフト、Teamsでメタバース会議「Mesh」提供開始

米マイクロソフトは、没入型のメタバース会議システム「Microsoft Mesh」の提供を開始した。「Microsoft Teams」の新機能で、一部の企業・団体にはすでに大々的に導入されている。

Microsoft Meshは、リモートワークやハイブリッドワークの浸透で、人間関係の構築に課題を感じているリーダーが多いという調査結果を背景にして開発された機能。ハイブリッドワークを実施している、あるいは地理的に分散している組織をサポートするもので、より対面での交流のように感じられる、3Dの没入型体験システムとして構築された。対応デバイスはPCとMeta Questシリーズ。

Teamsの新機能として提供されるMeshでは、会議から懇親会まで、目的に応じた3D没入型のスペースを用意。メンバーはアバターで参加し、空間オーディオにより少人数のディスカッションにも対応している。Teamsの機能として、共有コンテンツへのアクセスや、チャット、ライブリアクションといった機能を利用できる。

このほか組織向けに、ニーズに応じたカスタム機能も用意され、コード不要のエディタで3D没入型スペースをカスタマイズ可能。イベント用の会場を作成したり、組織のロゴを入れたりすることもできる。

すでに武田薬品工業やアクセンチュア、BPなど一部の企業や団体が導入しており、カスタムされたスペースも構築。世界中から社員が集まる、トップリーダーから直接学ぶ、スキルのトレーニングを効率化する、といった活用がなされている。

武田薬品工業での利用イメージ