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モバイルのPASMO、通学定期券を親のクレカで購入可能に 証明書も1度だけ

PASMO協議会と株式会社パスモは、「モバイルのPASMO」の通学定期券対応を強化する。通学証明書の確認を簡易化するほか、申し込みから発行までの期間を大幅に短縮。また、保護者のクレジットカードによる代理決済に対応する。

スマートフォンにPASMOの機能を搭載する「モバイルのPASMO」は、「モバイルPASMO for Android」とiPhone向けの「Apple PayのPASMO」を展開している。従来、「通学定期券」としてモバイルのPASMOを使う場合、煩雑な手続きが必要だったが、大幅に簡単にしていく。通学証明書、発行期間、対応クレジットカードの3点でシンプルな利用を可能にする。

通学証明書については、従来モバイルのPASMOで通学定期券を申込む際に、年度ごとに書類提出が必要だった。2024年4月1日以降は、通学証明書を在学中に一度提出すれば、卒業までの間はアプリ操作のみで、継続定期券を購入し、すぐに利用できるようになる。

申込みから予約完了までの期間も短縮。これまでは、モバイルのPASMOで通学定期券を申込みしてから利用開始までに、最大7日間が必要だった。3月1日以降は、原則として、正午までの申込みについては当日中に、それ以降の申込みは翌日中に申込み結果の連絡をする。

また、4月1日からは、保護者のクレジットカードによる代理決済に対応。従来は通学者「本人名義」のクレジットカードが必要で、所有していない場合、デビットカードやプリペイドカードを用意する必要があったが、4月からは保護者のクレジットカードで通学定期券を購入可能となる。

なお、共同でモバイル乗車券サービスを推進しているJR東日本でも、モバイルSuicaにおいて同様の通学定期券サービスを拡充。PASMO・Suicaエリアでの利便性向上を図る。