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東急赤坂ビル解体 跡地に新施設

東急不動産は、10月31日に営業を終了した「東急不動産赤坂ビル」の第1期解体工事に、12月1日より着手する。第2期の解体工事を経て2027年夏頃の解体完了を目指す。跡地には東急不動産所有の新たな施設を開発予定。

東急不動産赤坂ビルは、赤坂エクセルホテル東急や東急プラザなどを展開していた複合ビル。築54年が経過して建物が老朽化していることから営業を終了し、解体する。

1969年9月12日に竣工した、第一級のホテルと高級専門店街、オフィスを組み合わせた複合ビル。1969年9月13日に赤坂東急ホテル(2002年に「赤坂エクセルホテル東急」に改称)が開業した。同ホテルは東急不動産が建物所有者として企画設計をし、東急建設がビル施工、東急百貨店が内装施工と什器備品の納入を手がけ、東急エージェンシーが宣伝を担当するという、東急グループの総合力で開業したホテルだった。

規模は地上14階・地下2階で、ピンクと白のストライプが特徴的な外観から「軍艦パジャマ」と呼ばれ、話題になったという。結婚式場などを備えた赤坂エクセルホテルや飲食店などが入居していた。

解体前の10月25日から31日には、警視庁における訓練場所として提供。誘拐・立て籠もりを想定した訓練や、壁およびドアの破壊訓練といった、有事の際を想定した訓練が行なわれた。

東急不動産赤坂ビルの所在地は東京都千代田区永田町2-14-3。敷地面積5,230.46m2、延床面積51,491.66m2