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LINEの日本向けNFTサービスが終了 グローバルへ統合

LINEヤフーのグループ会社で暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLINE Xenesisは、「LINE NFT」「DOSI Wallet」などのNFT関連サービスを2024年1月5日から順次終了する。今後のNFT関連サービスは、グローバルでNFTプラットフォームを展開するLINE NEXTが2024年1月10日から開始する新たな「DOSI」で展開される。

日本向け、グローバル向けで分けて運営されていた体制を統合し、LINE NEXTが新たな「DOSI」としてサービスを提供する形にする。リニューアル後の「DOSI」へ登録することで、日本のユーザーは海外のNFTを購入できるようになるほか、海外ユーザーと取引が可能になるなど、日本を越えたグローバル市場でNFTを楽しめるとしている。

「DOSI」のリニューアルにともない、これまでLINE Xenesisが日本のユーザー向けに展開していた以下の5つのNFT関連サービスは2024年1月5日より順次終了する。

終了するサービス

  • NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」
  • Finschia(旧LINE Blockchain)基盤のNFTウォレット「DOSI Wallet」(ドシウォレット)
  • 「DOSI」のメンバーシッププログラム「DOSI Citizen」(ドシシチズン)
  • アバターアイテムの購入や売買が可能な「ACRZストア」(アルファクルーズストア)
  • 「DOSI」のエンターテイメントNFTプラットフォーム「AVA」(エイヴァ)

LINE Xenesisが提供するNFT関連サービスや、Finschia(旧LINE Blockchain)基盤のサービスで発行されたNFTは、関連手続きを行なうことで、リニューアル後の「DOSI」にて利用可能になる予定。NFT関連サービスの終了にともない、運営主体はLINE XenesisからLINE NEXTに変更される。今後のスケジュールや手続きの詳細はWebサイトで案内される。

「LINE NFT」は、NFTの総合マーケットプレイスとして2022年4月からサービスを開始。LINEのサービスやグループ企業と連携し、約34万点以上のNFTが販売され、約33万回の取引が行なわれた。

「DOSI Wallet」は、「DOSI」と「LINE NFT」のNFTウォレット。2022年9月に「DOSI」向けのウォレットとしてサービスを開始、グローバルユーザーを中心に拡大し、今年3月には日本ユーザー向けに提供していた「LINE BITMAX Wallet」と統合していた。登録アカウント数は現在までに540万件を超えている。