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Web版DropboxのUIがリニューアル 新プランも

Dropbox Japanは、Web版Dropboxのリニューアルや、新プラン、新ツールの「Dropbox Studio」「Dropbox Dash」「Dropbox AI」の機能強化を発表した。

ユーザーの作業効率を向上するため、Web版DropboxのUIをリデザイン。ナビゲーションを刷新し、効率的に必要な機能にアクセスできるよう、拡張可能なフォルダツリーを追加した。新しい操作バーを配置し、画面のスクリーンショットや録画、PDFの編集、ファイルのアップロード、フォルダの作成などをすばやく行なえるようにした。ファイル プレビューにも改良が加えられ、動画コンテンツをプレビューできるようになった。

新プランは、「Dropbox Essentials」「Dropbox Business」「Dropbox Business Plus」の3つ。

Dropbox Essentialsは、自営業のユーザーに適したプラン。既存のツールと連携するため、PDFの編集、電子署名の収集、共有ドキュメントの分析結果の追跡などを1か所から管理できる。利用料金は1ユーザーあたり月額2,700円。年間払いでは月額2,200円。

Dropbox Businessはチーム向けのプラン。Essentialsプランの機能に加え、署名依頼時のブランド設定、チームメンバー間でのストレージ容量の共有、外部共有管理とレポート機能、チームを管理するための管理コンソールが含まれる。また、チームコンテンツの共有、追跡機能、閲覧者の集計分析機能が近日中に利用できるようになる。利用料金は1ユーザーあたり月額2,900円。年払いでは月額2,400円。

Dropbox Business Plusは、大容量ストレージ、より簡単なリモートでの共同作業、強化されたセキュリティ機能を備える大規模なチーム向けプラン。Businessプランの機能に加え、最大250GBの転送機能、1年間のバージョン履歴と復元、強化されたセキュリティと通知機能などが利用できる。利用料金は1ユーザーあたり月額3,600円。年間払いでは3,000円。

新規ユーザーは上記プランを直ぐに利用できる。既存ユーザーは今後数週間から数カ月以内に、同一料金で新プランへ自動的に移行される。

AI機能を強化

動画コラボレーションツール「Dropbox Studio」は、動画を1カ所でシームレスに作成、編集、レビュー、承認、公開が可能になるツール。動画プロジェクトに簡単にアクセスして作業を開始できる一元化されたページを備え、コンテンツのトリミング、分割などの編集機能、トランスクリプトを変更することで動画を編集できるAI機能を搭載。トランスクリプト内の語句や文を削除して、対応するフレームを削除することが可能。今後数週間以内に一部ユーザーはアルファ版の利用が可能になる。

現在ベータ版のダウンロードが可能なDropbox Dashは、検索機能を強化。AIを搭載したユニバーサル検索ツールで、この数カ月間、ユーザーフィードバックに基づいて改良を重ね、キーワード検索ができるようになった。また、セマンティック検索を使えば、より文脈に沿った検索結果が得られる。さらに、Dropbox Dashに接続されたアプリ、ファイル、コンテンツから、関連情報をAIで収集して要約するため、質問にすばやく回答できる。

今年6月に導入されたDropbox AIは、生成AIを使用して質問に答えたり、契約書や会議記録などの大きなファイルの概要をファイルプレビューで把握したりできる機能。今回のアップデートでは、Dropboxのプラットフォーム全体のコンテンツに対応した。