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コクヨ、新感覚インクペン「ファインライター」「ローラーボール」先行販売

ローラーボール

コクヨは、WPシリーズのペン「ファインライター」「ローラーボール」の抽選販売受付を9月21日から、一部店舗での取り扱いを10月21日から開始する。価格は各4,400円。

WPシリーズは書き心地やインクの表現にこだわったペン。砲弾型の樹脂製チップで、文字や図形、イラストを軽やかに書き出せるという「ファインライター」と、粘度が低いインクと自重で書ける書き心地が特徴の「ローラーボール」の2種類をラインアップする。両製品ともMakuakeで先行販売を行なっており、購入総額目標30万円に対し、プロジェクト終了時点で1,600万円、人数3,000人を突破した。

ファインライター

ファインライターの樹脂製のペン先は、内部にインクが通る微細なスリットを持ち、毛細管現象によりインクがスーッと染み出すという。これが、軽く滑らかな書き味につながっている。

ファインライター

イラストや製図用途に使用される樹脂製のペン先を、文字書きにも適した砲弾形状に仕上げている点も特徴。樹脂製チップがわずかにしなることでトメ・ハネ・はらいなどの抑揚が表現できるほか、筆圧の変化によって線幅の強弱がつけられる。

筆圧をあまりかけない場合(左)と、筆圧をかけた場合(右)の線幅の変化のイメージ

ローラーボールは「水の上を滑るような、摩擦レスレベルの解放感」をうたう。通常の水性ゲルインクボールペンのインクと異なり、シャバシャバとした粘度の低いインクを採用していてインクがたっぷり出ることから、軽い書き味を実現している。

濃淡が出やすいことから書き方によって線の太さが変わり、早く書くと細い線が、ゆっくり書くと太い線が書き出せる。

また、一般的なゲルインクボールペンのチップはペン先に微小なばねが入っているが、ローラーボールではチップ内にインクを導く繊維芯を持つ機構を採用。これにより、軽い書き味と筆記線の抑揚、高い品質を実現しているという。

グリップとクリップは使いやすさを重視。グリップは三角の面がペン先まで続くため、書く内容によってペンを立てたり寝かしたりして指の位置を変えても、握りやすさは変わらないという。クリップは長さが特徴で、ばね式でしっかりと挟めるよう仕上げている。

デザインは、切り出し加工により美しさを追求。キャップと本体軸はアルミ無垢材から切り出たシャープなエッジのある形状で、ブラスト加工とアルマイト処理による上品なマット仕上げとしている。クリップの端面は、キャップや本体軸に調和するようなエッジが際立ったデザインを採用している。

抽選販売への応募は9月21日から10月1日まで、コクヨ公式ステーショナリーオンラインショップにて受け付ける。当選発表は10月4日で当選者への通知メールにて実施。当選人数は40名。

10月21日から先行販売を行なう店舗は、銀座 伊東屋 本店(東京都中央区銀座2-7-15)、ナガサワ文具センター本店(兵庫県神戸市中央区三宮町1-6-18 ジュンク堂書店三宮店3階)の2店舗。