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Square、Androidスマホが決済端末になる「Tap to Pay」開始

Squareは、タッチ決済対応のカードを、Android端末の背面にかざすだけで決済できる「Tap to Pay on Android」の提供を、日本の事業者向けに開始した。対応Android端末は、NFCチップ搭載のAndroid 9以上。

市販のAndroidスマートフォンを、決済端末として利用できるようになるサービス。無料アプリ「Square POSレジ」をインストールすることで、国際ブランドが展開するカードのタッチ決済を受け付けられるようになる。Square加盟店および新規事業者は、対応Android端末があれば、最短当日から利用可能。

対応する国際ブランドのカードは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover。対応カードが追加されたスマートフォンや、スマートウォッチのウォレットアプリによるタッチ決済も受け付ける。

Tap to Pay on Androidは4月19日から、米国、オーストラリア、英国、アイルランド、フランス、スペインの事業者向けに提供を開始。今回新たに日本での提供を開始する。

Square POSレジでは、売上データや売上金の入金状況などが確認できるSquareデータを無料で利用可能。データがクラウドにあることで、さまざまな分析などが気軽に行なえる。費用は決済手数料のみで、月々の利用料や売上金の振り込み手数料などは掛からない。

Tap to Payでは、Square POSレジのほか、Square 予約、Square請求書とも連携する。

また、PayPayの加盟店審査をSquare経由で完了すると、Tap to Payだけではなく、PayPay決済もAndroidスマートフォンで対応できるようになる。カード決済とPayPay決済を同じ管理画面で管理できるため、売上データを⼀元化することが可能。現金での決済など、Square以外での決済も記録できる。