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NERV防災とTBS、リアルタイム震度をアプリに表示する「強震モニタ」

「NERV防災」の強震モニタレイヤー

防災科学技術研究所(防災科研)、TBSテレビ、TBS・JNN NEWS DIG、ゲヒルンの4者は、地震発生時の震度がリアルタイムに分かる機能をそれぞれのスマートフォンアプリに追加し、9月1日から提供を開始する。対象のアプリは、NEWS DIGの「TBS NEWS DIG」と、ゲヒルンの「NERV防災」。

防災科研は日本全国に強震観測網を構築、地震計で強い揺れのデータを観測し、常時リアルタイムに取得して日本全国の今の揺れを可視化するWebサービス「強震モニタ」を提供している。今回の協定は「強震モニタ」の活用の幅を広げて防災に役立てようというもので、2022年12月から4者で共同研究を行ない、配信基盤の整備や検証を行なってきた成果となる。

具体的には、NEWS DIGの「TBS NEWS DIG」と、ゲヒルンの「NERV防災」の両方のアプリにおいて、リアルタイム震度を表示する「強震モニタレイヤー」機能の提供が2023年9月1日から開始される。

「TBS NEWS DIG」の強震モニタレイヤー

強震モニタレイヤーでは、防災科研から配信される強震モニタデータのうち、毎秒のリアルタイム震度を、揺れの強さに応じた色に分けて地図上に表示する。強い揺れだけでなく弱い揺れも合わせて表示する。

これにより、地震発生時には揺れが伝わっていく様子を色の変化で確認可能。また、緊急地震速報(予報)が発表された場合には、緊急地震速報の予想震度やP波・S波の伝播状況推定図とリアルタイム震度が自動的に統合されて表示され、揺れの大きさや広がりをより視覚的に確認できるとしている。