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ワークマンの新業態「Colors」1号店が銀座に 機能よりもデザイン重視

Workman Colorsイグジットメルサ銀座店 イメージ

ワークマンは、Workman Colors1号店となる「Workman Colorsイグジットメルサ銀座店」を、9月1日にオープンする。「機能があるから」を言い訳にすることなく、デザイン性だけでも売れる店舗を目指すとしている。

Workman Colorsのコンセプトは「シン、ジブン色。」で、個性を主張できるデザインが選べる店舗として展開。これまでワークマンでは極寒・猛暑・暴風雨雪といった荒天への強さや、防水・UVカット・防虫などの機能性を売りにしていた。これに対してColorsでは、何かに役立つことよりも、情緒的で衝動的な「かわいい」や「かっこいい」が買い物の動機となることを重視する。

Workman Colorsは「#ワークマン女子」の旗艦店と実験店という位置づけで、銀座店は「#ワークマン女子イグジットメルサ銀座店」を全面改装して、デザイン性とコーデ表現を強調する店舗に転換。「デザイン性重視、機能はステルスへ」をテーマに、Workman Colorsが提案するスタイルを、17体のマネキンによるコーデで表現する。ワークマンの特長で、店名の由来でもあるビビッドなカラーを多用し、インスタグラムを始めとしたSNSにおける強いビジュアルインパクトを狙う。

また、Workman Colorsと#ワークマン女子では、流行を素早く取り入れ、売場の鮮度を保つため、9月1日から中国のSHEIN方式によるトレンド製品の短納期生産を開始。これまでは価格訴求のため1年前に発注をかけて海外工場の閑散期に安価で大量生産をしてきたが、短納期で小ロット生産できる体制を築いたという。

500着から海外工場に発注でき、4週間の納期で店頭に並び、かつ約8割が量産価格と同じにするという体制を、SHEINの生産方式を中国で現地調査したことと、10年以上にわたり継続取引をしている海外の主力工場の協力により実現した。この方式で生産された商品は、作業服を扱わない業態の49店舗で販売する。

今後のWorkman Colorsの出店は、新宿、渋谷、梅田など10店程度を計画している。

イグジットメルサ銀座の所在地は、東京都中央区銀座5-7-10 中村積善会ビル。現在#ワークマン女子は5階に出店している。