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ワークマン新業態「Colors銀座」を見てきた デザイン重視でシェア・タフ

ワークマンは、新業態のWorkman Colors1号店「Workman Colorsイグジットメルサ銀座店」を9月1日にオープンする。開店に先立ち、メディア向けに内覧会を実施した。

ワークマンはこれまで、機能性を前面に出す形でウェアを展開してきたが、Workman Colorsでは「シン、ジブン色。機能はステルス化し、デザイン性でも選ばれる新業態」をコンセプトに、ファッションとして選ばれる店を目指す。

銀座店では「share,share,share,」「WORKMAN-ship」「life is」「tough」の4つスタイルを提案するほか、これまでワークマンが採用してこなかった小ロット生産による流行をとらえたアイテム、保湿成分配合の糸を使用した新商品の女性用機能性インナーを取り扱う。

出店場所はイグジットメルサ(東京都中央区銀座5-7-10)の5階。これまで展開していた「#ワークマン女子」をWorkman Colorsに転換した。

イグジットメルサ(EXITMELSA)

Workman Colorsには#ワークマン女子の旗艦店と実験店の意味合いがあり、銀座店で提案したコーデの評判が良ければ、#ワークマン女子でも同じコーデを採用していく。将来、#ワークマン女子はColorsに近づいていくとしている。

店内では、提案する4つのスタイルをマネキンを使って表現。例えば「share,share,share,」は「男性と女性が着回しをシェア」をテーマの1つにしていることから、男女のマネキンが並ぶ形で展示している。

「share,share,share,」では1着の服を夫婦がシェア、仕事着と遊び着の用途をシェア、インスタ投稿で共感をシェアを提案
「WORKMAN-ship」ではワークマンらしい原色アイテムと黒の組み合わせによる没個性からの脱却を提案
「life is」ではトレンドを意識して幅広い層とテイストの男女の目に留まるスタイリングなどを提案
「tough」では都会的なタフとレディースアイテムを取り入れた「タフかわ」のイメージを提案

小ロット生産は、ワークマンがこれまで採用してこなかった生産体制。従来は海外工場の閑散期に安価で大量生産をすることで低価格を実現してきたが、小ロット生産により素早く流行に対応できる体制も構築し、銀座店を含む49店で15アイテムを展開する。

小ロット生産によるアイテムであることが分かるようになっている

女性用インナーについては本格参入にあわせて、保湿成分により潤いを守り、乾燥を防ぐという機能性インナー「Rich Moist Veil(リッチモイストベール)」を発売する。価格は、キャミソールが980円、8分袖ラウンドネックが1,500円。タンクトップとレギンスも今後発売予定。

新発売の保湿素材インナー「Rich Moist Veil」

Workman Colorsにするにあたって、#ワークマン女子から全ての商品入れ替えなどを行なっているわけではなく、バッグや小物も含めて従来より取り扱ってしたアイテムも展開している。