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ポケトーク、ソフトバンクと提携で市場拡大 SB「1NCE」のIoT回線採用

ポケトークとソフトバンクは、AI通訳機「ポケトーク」の展開に係る包括的な業務提携を7月25日に締結した。日本およびグローバル市場における法人顧客向けのポケトークの販売で連携し、日本およびグローバル市場でのビジネスの拡大を図る。販売目標は3年間でシリーズ100万台。

国内市場においては、インバウンド需要回復に伴う多言語対応ニーズの高まりに応えるため、ポケトークがソフトバンクのビジネスパートナープログラム「ONE SHIP」に加盟するとともに、ソフトバンクの法人営業約3,300人と連携し、ソフトバンクの法人顧客に対してポケトークの拡販を行なう。

ポケトークS

また、「ポケトーク for BUSINESS 同時通訳」と、ソフトバンクが取り扱う法人向けソリューションの「Zoom」を組み合わせ、同社におけるZoomの既存顧客に対して提案を行なう。ポケトーク for BUSINESS 同時通訳は、相手の話す言語を別の言語の音声と字幕で理解できる、ポケトークと同じエンジンを使用しているサービス。聞く側はオンライン会議の翻訳以外にも、「周囲の音を翻訳する」「両方の音を翻訳する」を選べる。

グローバル市場においては、主に北米およびアジアの法人顧客に対して、ソフトバンクの海外主要拠点(11カ国・地域の26拠点)と連携して販売展開を強化。加えて、ソフトバンクのパートナー企業との協業や、現地に顧客基盤を持つ海外キャリアへの販路の開拓に取り組む。

また今回新たに、世界85言語の翻訳や、Wi-Fiがない場所でも使えるモバイル通信機能の特長を持つポケトークに、ソフトバンクが日本を含む19カ国・地域で独占販売権を有する独1NCE(ワンス)社のIoT回線が採用された。多言語対応が必要とされるビジネスシーンにおいて、快適な通信環境を提供するとしている。なお、85言語のうち、74言語を音声・テキストに翻訳し、11言語をテキストのみに翻訳する。