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ネットのバックアップ回線を標準採用した分譲マンション 東急「BRANZ」

東急不動産とファミリーネット・ジャパンは、新築分譲マンション「BRANZ」(ブランズ)において、インターネット回線を複数用意する冗長化を進めると発表した。埼玉県川越市で2024年2月に竣工予定の「(仮称)ブランズ川越新富町」から導入が開始される。分譲マンションで冗長化を標準採用するのは全国初としている。東急不動産では今後、ファミリーネット・ジャパンのインターネット回線を採用して開発する分譲マンションでは、ネット回線の冗長化の仕組みを標準的に敷設していく方針。

新築分譲マンション「BRANZ」では、ファミリーネット・ジャパンが提供するIoTソリューション「rimoco+」を中心に、スマートホームやホームオートメーションのシステムが導入されており、インターネット回線を日常的に利用する形になっている。冗長化システムが導入されたマンションでは、ファミリーネット・ジャパンが複数の回線事業者と契約し、複数回線を用意する。

冗長化システムは、マンション内にあるONU配下のルーターが故障するなどして回線の障害を検知すると、数秒で別のバックアップ回線に切り替えるシステム。インターネット回線が遮断されることなく、専有部(各住戸)の備え付けの住宅設備や家電操作のIoTアプリが稼働を続けられるとしている。また在宅勤務やオンライン授業をはじめ、家庭で安定的にインターネットが利用できるようになるとする。