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シューズを片足だけ購入できる「DIFF.」 ミズノ発・日本初

株式会社DIFF.は、シューズ片足購買サービス「DIFF.」の販売サイトを、4月27日に公開した。日本初の販売・管理システムにより、左右別サイズで購入できる。片方のみの購入も可能。

株式会社DIFF.は、ミズノ発のスタートアップ。社内の新規事業開発プログラムから生まれ、左右別サイズのシューズ購入サービスの事業化を目指して'22年11月に起業した。

DIFF.は、左右で同じサイズの靴を買うことが当たり前である中、5人に1人は足のサイズに左右差があり、それぞれに悩みを抱えているころから立ち上げたサービス。「左右で同じ靴を履くと、片方の足が怪我をしやすくなる。とはいえ、2足買って片足分ずつ履くとなればお金が倍(2足分)かかる」という悩みを解決する。

シューズを片方ずつ、サイズ違いで購入できるほか、左右で色違い、片足を買って所有しているシューズと組み合わせるなどの活用もできる。

左右別サイズのシューズを1足購入する場合、通常の定価+3,480円で購入可能。オーダーメイドであれば左右別サイズにできるが、オーダーメイドよりも安く、短納期で提供できるというメリットがある。

現在取り扱っている商品は「ミズノ WAVE RIDER 26(Mens/Womens)」。今後は、各シューズメーカーと連携し、市場に流通している多様なシューズを片方ずつ買える状態を目指す。

ミズノ WAVE RIDER 26

シューズは左右セットでの管理が一般的であることから、サービス立ち上げに向け、品番の振り直し、マスターへの登録、マスターデータを用いた受発注の仕組みの構築、倉庫探し、理想を実現するシステムの選定など、物流システムを全てゼロから構築。品番登録から片足でのシューズ出荷までの業務フローの9割以上をシステマチックに完結できる仕組みを完成させた。

3月の同社調べにおいて、市場に流通するシューズを片方に分けてオンライン販売するために自社開発した片足品番管理システムは日本初としている。