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Instagram、セルフィー動画で年齢認証

Instagramは、新たな年齢認証方法について日本でも導入を開始した。利用者がInstagramに登録した生年月日を、18歳未満から18歳以上になるよう変更しようとすると、「本人確認書類のアップロード」または「セルフィー動画の録画」いずれかの方法による年齢認証を求められるようになる。

米国で2022年6月に導入されたしくみ。新たにEUの一部の国々、メキシコ、カナダ、韓国、オーストラリア、日本が対象となった。また、プライバシー保護のためオンラインでの年齢認証に特化した企業「Yoti」と提携している。

導入される年齢認証方法では、本人確認書類のアップロードに加え、新たにセルフィー動画の録画による認証方法をテストしている。セルフィー動画による認証では、アプリの画面の指示にしたがってセルフィー動画を撮影し、画像がYotiと共有される。Yotiは画像の顔の特徴に基づいて年齢を推定し、その結果をInstagramに送ることで年齢認証が行なわれる。この技術では利用者個人は認識せず、年齢のみを判定し、使用した画像はMeta、Yotiともに削除される。

これまでと同様、運転免許証やIDカードなどの身分証明書をアップロードして年齢認証を行なうこともできる。この場合、本人確認書類はMetaのサーバー上で30日間保管された後、削除される。

日本ではInstagramに登録するには13歳以上である必要があり、一部の国では、この年齢はさらに高く設定されている。利用者の年齢が13~17歳であることが分かっている場合、Instagramではそれらの利用者に年齢にふさわしい体験を提供するため、「デフォルトで非公開アカウントを設定する」「知らない成人からの望まない連絡をブロックする」「広告主が広告を配信する際のオプションを制限する」などの措置を行なっている。