LINE・ヤフー・PayPay「LYPマイレージ」開始　EC・リアル横断で販促

LINE、ヤフー、PayPayは、購入金額に応じて特典が自動的にもらえるEC・リアル店舗両対応のマイレージ型販促サービス「LYPマイレージ」(エルワイピーマイレージ)の提供を3月1日から開始した。

LYPマイレージは、2022年12月に発表した「LINE・Yahoo! JAPAN・PayPay マイレージ」を、分かりやすい名称に変更したもの。Zホールディングスのグループ企業であるLINE、ヤフー、PayPayの3社が連携する販促サービスになっている。

参加のエントリーや登録は不要で、商品を購入するだけで、自動的に商品ごとの購入金額に応じた「マイレージ」をカウントし、条件を達成すると特典を受けられる。対象の店舗は、Yahoo!ショッピングのオンライン通販だけでなく、PayPayの決済ができる実店舗も含まれ、ECとリアルの両方を横断する取り組みとなる。

対象商品は、PayPayのLYPマイレージ ミニアプリや、ブラウザ版Yahoo! JAPAN、Yahoo! JAPANアプリ上から確認できる。

LYPマイレージのサービス開始時点の参加企業は、アサヒ飲料、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、花王、P&Gジャパン。対象店舗はウエルシアホールディングス、オーケー、サンドラッグ、スギホールディングス、ツルハホールディングス。

すでに案内されていたように、最大40%還元の「超PayPay祭 LYPマイレージ誕生記念キャンペーン」も実施する。期間は3月1日～31日。

このほか、LYPマイレージでは、企業がユーザーに直接的な販促ができるよう企業のLINE公式アカウントと連携する予定。ユーザーには購買履歴に基づいた情報がLINEでも届くようになる。

なお、Zホールディングスではグループ企業の大規模なID・データ連携を将来に予定。LYPマイレージはこれとは独立して開始されるが、将来的には連携を検討していく。