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新しいBing、チャット回数を1ターン6回 1日60回まで緩和

米Microsoftは21日、チャット応答に対応した「新しいBing」について、チャットの回数の制限を緩和すると発表した。1セッションあたり5ターン(ユーザーの質問とBingの回答で1ターン)、1日あたり50ターンの制限を、1セッションあたり6ターン、1日60ターンまで緩和する。

7日に一部のテスター向けに提供を開始した新しいBingは、検索エンジンの機能とともにOpenAIの大規模言語モデルを搭載し、チャットによる質問にBingが答える形でユーザーが求める答えに近づけていく新たな仕組みを備えている。一方、長いチャットでは、「新しいBingのチャットモデルを混乱させる可能性がある」として17日に1回5ターン、50ターン/日までの制限を導入していた。

しかし、チャット制限の導入後、より長いチャットの再開を望む声も多く、その第1歩として、1回6ターン、60ターン/日まで拡張。さらに今後、1日のチャット上限は100回まで引き上げる予定としている。

また、Bingの今後の展開として、チャットのトーンを、より短く検索にフォーカスした回答が得られる「Precise」とバランスの良い「Balanced」、より長くおしゃべりな回答となる「Creative」から選べるオプションのテストも予定。利用者のニーズにあわせて、チャットの種類を変えられるようにする。