ニュース

JALのサウナサービス「TOKYO SAUNIST」

サウナ室内の混雑状況を表示するリアルタイムモニター

日本航空(JAL)とアクティアは、高精度センサー技術やクラウド基盤等を活用した「サウナ室リアルタイム人数カウントシステム」を共同で開発。サウナ室内の混雑状況やビッグデータをリアルタイムで温浴施設の事業者やサウナ利用者に提供する新サービス「TOKYO SAUNIST」を開始する。

TOKYO SAUNISTは、サウナ室前に設置した3D-LiDARセンサで人を検知し、クラウドにデータを集約する。集約したデータを用いてリアルタイムでサウナ室内の混雑状況を可視化する。

提供サービスは、サウナ室前や露天スペース等に設置するリアルタイムモニター、ユーザー向けアプリ、施設管理者向けダッシュボードの3つ。

リアルタイムモニターでは、リアルタイムかつ1人単位でのサウナ室内の利用状況を表示。サウナ室の外から空席状況を確認できる。サウナ室前のほか露天スペース等にも設置することで、サウナ室に行くタイミングの調整にも役立てられる。

ユーザー向け「TOKYO SAUNISTアプリ」は、’23年秋頃から提供開始予定。自宅や職場、街中などから、サウナ室の混雑状況をリアルタイムでチェックできる。空いている施設を選ぶ、サウナ施設に向かう時間帯を調整するといった使い方ができる。ログイン機能によるお気に入り施設登録、位置情報と連動した自動サウナ利用記録機能なども提供予定。iOS、Android対応。

施設管理者向け「TOKYO SAUNISTダッシュボード」は、TOKYO SAUNIST導入施設の管理者のためのWebアプリケーションサービス。リアルタイムの利用人数確認のほか、日単位・週単位での簡易集計機能、過去のデータ参照、CSVファイルでのローデータのダウンロードといった、分析に活用できる機能を提供する。そのほか、イベント登録機能、クーポン発行機能、ユーザー向け通知機能などのサービスや機能も順次追加予定。

JALではこれまでも、サウナツーリズムを軸とした事業「JALサ旅」で、サウナを目的に旅をするツアー商品やグッズ販売、ウェブメディア、地域プロモーションなどを展開してきた。

新サービスは、サウナマーケットにおける強みや知見を活用し、JALの既存事業領域以外での新しい価値創造、他社との協業によるシナジー効果を狙いとして展開する。将来的には、JALサ旅とのサービス連携やJALグループが推し進める様々な事業や取り組みとの連携など、事業領域横断でのシナジー創出を目指す。