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5500円のGPSトラッカー「+Style まもサーチ3」 バッテリー2カ月持続

まもサーチ3

プラスタイルは、みまもりGPS・タグサービス「+Style まもサーチ3」を9日から発売する。価格は5,280円。通信費が別途必要で、月額528円、年額5,500円。

まもサーチ3(PS-MMS-G01)は、子供や高齢者がどこにいるか、どんな経路を通ったかをアプリ上で確認できるGPSトラッカー。新たにアンテナのチューニングにより位置情報の精度が向上したほか、バッテリー駆動時間が長くなった。GPS衛星から取得した位置情報やWi-Fiアクセスポイント、通信基地局情報から測位するため、市街地や地下でも位置情報が取得できる。

LEDはプラススタイルのロゴを模した形状

通信方式はLTE-M(Cat.M1)。測位方位はGNSS(GPS/みちびき QZSS/BDS/GLONASS)/Wi-Fi/基地局測位。

よく行くエリアを登録すると、エリアから出入りするとスマホに通知することができ、まもサーチ3を所持する子供や高齢者から現在地を発信する機能も備える。過去90日までの行動履歴を記録可能で、1回の充電で最長2カ月間の見守りができる。生活防水・防塵仕様(IP65)で、専用ソフトカバー10色が別途用意される。

子供や高齢者の見守りに使えるほか、自動車に置いておき、大型平面駐車場で駐車場所を忘れた場合に探せるようにしたり、ペットの首輪に装着して脱走や迷子時の捜索、飛行機搭乗時のトランクケースに入れておくことで、盗難や荷物間違いなどを防げる。キャンプ場等屋外レジャーで子供がはぐれるリスクも軽減する。

バッテリー駆動時間は、頻度優先モード(1~2分)が最大6週間、バッテリー持ち優先モード(3~4分)が最大2カ月間、OFFで最大2カ月間。充電はUSB Type-C。外形寸法は49×49×15.5mm。

その他別売のアクセサリー類として、自動車取り付け用のケース、ペット用ケースなども4月に発売予定。

自動車用のハードケース
強力な磁石で固定する
ペット用ケース
シニア向けのレザーケース

Apple「探す」アプリで使える「まもサーチTag」

また、紛失防止タグ「+Style まもサーチTag」も発売する。価格は3,480円。

捜し物を音と地図で探せる紛失防止タグ。AppleのAirTag(4,780円)とほぼ同機能だが、まもサーチTagは3,480円と1,000円以上安い点が最大の特徴。

まもサーチTagを着けておいた小物等の場所をAppleの「探す」機能で特定できる。スマホとまもサーチTagの接続が切れると、その場所と時間を「探す」アプリの地図上に表示し、探すことが可能になる。

日常生活防水(IPX5)対応で、電池はCR2023を使用。なお、対応OSはiOSのみでAndroidには対応しない。接続方法はBluetooth 5.2。外形寸法は40×40×8mm、重量は10g。

まもサーチTag
電池は自分で交換が可能

スマートプロダクトで行方不明者をなくす

警察庁によると、2021年の日本での行方不明者は約8万人。その内、70代以上の高齢者が約22,000人、小学生が約14,500人で、高齢者の行方不明原因は認知症、小学生など子供は誘拐など犯罪に巻き込まれるパターンが多いという。

BBソフトサービス取締役執行役員 プラススタイル事業本部長の近藤正充氏は、今回の製品について、特に高齢者と子供にフォーカスしたいとし、「スマートプロダクトの力で行方不明者を無くした」と語った。

BBソフトサービス取締役執行役員 プラススタイル事業本部長 近藤正充氏

従来のまもサーチ2では、価格、位置情報精度、バッテリーの持ちが高評価のポイントだったとし、今回はこの3点を強化。価格は従来の5,980円から700円安い5,280円とした。精度については基本的には従来と同等だが、Wi-FiとGPSによる精度の向上を続けており、将来的にはより信頼性の高い位置情報を提供が可能という。

まもサーチ2(右)との比較
充電コネクタはUSB Type-Cになった

バッテリーの持続時間については、従来の1カ月から2倍となる2カ月に延長。本体は少し大きくなったが、通信モジュールの省電力化や、高密度バッテリーの採用によってバッテリー持続時間を延長した。

+Style まもサーチ3(右)とまもサーチTag

なお、発売記念キャンペーンとして3月31日まで、まもサーチ3を1,600円オフの3,680円、まもサーチTagを700円オフの2,780円で販売する。初回在庫がなくなり次第終了する。

また、まもサーチ3を自治体、学校などへ1万台無償提供する取り組みも行なう。通信費は別途必要。