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オンラインで転出届スタート マイナポータルで対面不要

引越時の転出/転入届がオンラインで行なえるサービスが2月6日からスタートした。マイナンバーカードとマイナポータルを通じて、「転出の届け出」と「転入先市区町村への転入手続き予約(来庁予約)」が、オンラインで同時に行なえる。全国の市区町村で利用可能。

これまで、引越時の届出については、原則的に対面で転出届を提出し、対面で転入届を提出する必要があったが、転出届についてはオンラインで行なうことが可能になった。転入届については転入届出者の実在性・本人性を厳格に確認する必要のため対面での手続が必要だが、事前に予約が可能になり、待ち時間などの軽減が期待できる。転入届は、転入日から14日以内に転入予定の市区町村へ提出する必要がある。

利用可能なのは、電子証明書が有効なマイナンバーカードを持っていて、日本国内での引越をする人。海外への転出には利用できない。該当するマイナンバーカードを持っていれば日本国籍を持っていない人でも利用が可能。

なお、マイナポータルから転出届を提出し受理されると、引越す日(転出予定日)にマイナンバーカードの署名用電子証明書が失効するため、新住所での署名用電子証明書の再発行が必要になる。署名用電子証明書には住所などの情報が記載されているためで、再発行まで署名用電子証明書を必要とする申請ができなくなる。e-Taxでの電子申請を予定している場合は注意が必要。利用者証明用電子証明書については利用者の住所などは記載されていないので失効しない。