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ソニー、宇宙空間を撮影する人工衛星「EYE」1月3日打ち上げ

ソニーは、宇宙から地球や星々を撮影できる超小型人工衛星「EYE」(アイ)の打ち上げを2023年1月3日に決定した。EYEは、ソニーが東京大学とJAXAとともに推進する「STAR SPHERE」プロジェクトのもと、開発を進めてきた。打上げ時刻は日本時間1月3日の23時55分。打ち上げにあわせて3日の23時15分から打ち上げライブをYouTubeで配信する。

EYEは、米国・フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍施設でSpaceXのFalcon9により打ち上げ予定。超小型人工衛星「EYE」は、ソニー製カメラを搭載し、専用のシミュレータと組み合わせることで、地上から遠隔操作により、宇宙空間で静止画や動画を撮影できる。

人工衛星のモックアップ(2022年1月撮影)

2023年春頃から世界初の宇宙からの撮影体験サービスを提供予定。一般向けサービスとして「宇宙撮影ツアー」と「宇宙撮影プレミアム」を用意する。

宇宙撮影ツアーは、著名人などの特別ゲストやソニーがおすすめの衛星軌道をツアー形式で案内するサービス。特定の衛星軌道の魅力や見どころなどの説明を含め、コンテンツ毎のシナリオに沿って、宇宙旅行に参加しているような体験を提供する。撮影条件となる衛星軌道やカメラワークはあらかじめ決められており、ユーザーはそのうち10分間程度の中から好きなタイミングでシャッターを押して静止画を撮影できる。ユーザーは、任意の日付やゲストを基にツアーを選択する。

宇宙撮影プレミアムは、EYEが地球を一周する約95分間の中から任意の10分間、カメラワークを全てユーザーが指定し、静止画や動画を撮影できるサービス。ユーザーが被写体、カメラワーク、カメラ設定を自由に設定できる。

STAR SPHERE 人工衛星「EYE 」打ち上げライブ配信イベント」開催!

1月3日のライブ配信では、打ち上げの様子のほか、これまでのプロジェクトの軌跡や今後の展望などを紹介する。