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ソニー、誰でも宇宙を撮影できる衛星「EYE」打上げ成功

ソニーは、3日(現地時間)に米国・フロリダ州で打ち上げた超小型人工衛星「EYE」(アイ)が、衛星軌道に放出後、地上局との通信を確立したと発表した。

EYEは、ソニー製カメラを搭載し宇宙空間からの撮影を実現する超小型人工衛星。ソニーが東京大学と宇宙航空研究開発機構(JAXA)とともに推進する「STAR SPHERE」(スタースフィア)プロジェクトの核となる。

専用のシミュレータを通じて、地上から遠隔操作することが可能で、宇宙空間から撮影された静止画や動画を取得可能。EYEによる撮影体験は、一般向けサービスとして2023年春頃に展開を予定している。

STAR SPHERE

EYEはSpace XのFalcon9により高度524kmの軌道へ投入され、地上局との間で正常にSバンドを利用したコマンドの送信およびテレメトリデータの受信に成功。受信したデータを解析した結果、太陽電池パドルの展開に成功し、電力が正常に確保されていることがわかった。

EYEを安全に運用するための管制室をソニー本社ビル内に新規に設置。衛星の運用は、ソニーとソニーワイヤレスコミュニケーションズ、東京大学の中須賀船瀬研究室およびアークエッジスペースと共同運用する。

今後は、カメラで撮影した静止画・動画をダウンリンクするために使用するXバンドの通信確立を予定。カメラを含む全てのコンポーネントやシステムの健全性を確認した後、より高度な軌道へ衛星を投入するために、水レジストエンジンを使用した高度上昇運用を実施する。