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10万円まで無料送金「ことら」対応を容易に NTTデータ

NTTデータは、金融機関や資金移動業者が、「ことら」対応アプリを開発する際、「ことら」への接続を簡易化する「ことらWebViewサービス」を11月24日から提供開始する。

「ことら」は、10万円以下の多頻度小口決済のための新たな決済システムで、10月からスタート。銀行口座を持つユーザーが、アプリ経由で1回あたり10万円以下の個人間送金の手数料を無料もしくは少額で利用可能となる。また、電話番号やメールアドレスで送金もできるなど、これまでより手軽な個人間送金を実現する。

事業者は、ことら対応のために、個別に送金画面やことらと接続するため機能を持つアプリを開発する必要があるが、「ことらWebViewサービス」では、ことら対応に必要なアプリ機能をあらかじめ用意し、事業者のアプリ提供にかかる負担を軽減する。

また、NTTデータが金融機関に提供するバンキングアプリサービス「My Pallete」を「ことらWebViewサービス」に対応する。ファーストユーザーとして京都銀行、西日本シティ銀行の利用が決定している。

同社では、2025年度までに幅広い事業者への「ことらWebViewサービス」と「My Pallete」を提供し、ことら普及促進を図る。