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日産、車検や保険料全部入りサブスク「おまとめプラン」

日産自動車は、新車を所有するために必要な諸費用をまとめ、月々の定額利用料で支払える「おまとめプラン」を、全国の販売会社で発売開始した。おまとめプランは、日産自動車の金融子会社である日産フィナンシャルサービスが運用する金融商品。

新車取得時にかかる車両代金や登録諸費用、各種税金、車検や定期点検、消耗品の交換、故障修理などの諸費用、自動車保険も組み込み、定額の月額利用料として支払いが可能なサブスクリプション商品。具体的には、車両本体価格から車両の残価を差し引いた額と、その他諸費用を足した総額を契約月数で割った金額が、実際に支払う月額利用料金となる。

これによりクルマを維持するためのトータルコストを見通すことができ、クルマを所有する際のまとまった金額の負担に対する不安や、維持管理上の煩わしさを最小限に抑えることができるという。

車検法定点検や、消耗品(夏タイヤ、ワイパーゴム等含む)、油脂類交換まで含めたフルメンテナンスを提供。簡易メンテナンスパックで起こりがちな入庫時の追加負担がない。メーカー保証終了後のナビゲーション、ETC、ドライブレコーダー等の純正部品に不具合が発生した場合、「一般修理」で対応するため、延長保証と同等の対応になる。

自動車保険を組み込むがことが可能で、取扱代理店を日産販売会社とした場合は、日産カーライフ保険プランのサービスを契約期間中、受けることができる。また、保険の手続きはリース契約時のみとなるため、リース契約期間中は、毎年発生する自動車保険の更新手続きが不要となる。一括支払いのため、契約期間中は事故修理で保険を使っても保険料は上がらない。

スタンダードな3年、5年、7年契約に加え、3年目に所定の手数料を支払えば新車に乗りか可能な「5年契約3年乗りかえプラン」も設定する。

また、シニア向けあんしん特約付き残価設定型クレジット「ほっとプラス」も提供を開始。クレジット申込時の年齢が60歳から80歳以下の人が万が一運転困難な状態になった場合、運転免許証を返納しクルマを購入店舗に返却すれば、その後のクレジットの支払が不要となる。