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ソニー、スポーツ事業を強化 新たなスポーツエンタメに

ソニーは、グループ内で買収を完了したオランダBeyond Sports社を迎え、スポーツ事業の体制を強化する。ビヨンドスポーツは、審判判定支援サービスなどを提供するHawk-Eye Innovations(ホークアイ)、競技団体などにデジタルプラットフォームを提供するPulselive(パルスライブ)と並び、ソニーのスポーツ事業を構成する1社となる。

ビヨンドスポーツは、試合のデータをバーチャルコンテンツ化する際の、リアルタイムでのデータの処理と補正、人間の運動科学に基づいた3Dアニメーション制作に関する技術を保有している。ビヨンドスポーツが加わることで、スポーツデータの取得からリアルタイムでのコンテンツ制作、新しいエンタテインメントの創出までの一連のサービスを強化できるという。

ビヨンドスポーツの技術は、2021年にスポーツ・エミー賞(Outstanding Live Graphic Design部門)を受賞した、米プロフットボールNFLのテレビ放送におけるハイライトシーンのアニメーションや、米プロアイスホッケーNHLの試合の模様を3Dアニメーション化したライブ配信などで活用されている。制作されたコンテンツは、テレビ放送からヘッドセットを用いたVR体験まで、プラットフォームに合わせた多様な出力形式に対応でき、将来的にはメタバースでの活用も予定している。