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賃貸住宅に「社長のおごり自販機」で交流創出。阪急西宮ガーデンズ

阪急阪神不動産は、阪急西宮ガーデンズ本館の西側において建設中の「(仮称)阪急西宮ガーデンズ西側土地開発計画」の複合施設にて計画している賃貸住宅に、「社長のおごり自販機」や入居者専用コミュニケーションアプリなどを導入する。これらによる入居者同士のコミュニケーション促進、交流機会提供、コミュニティ醸成を図る。

阪急神戸線・今津線「西宮北口」駅から徒歩3分に位置する、兵庫県西宮市高松町544他(地番)で進められている開発計画。地上14階建て複合施設で、賃貸住宅は10~14階にて1R・1K・1DK・1LDK・2LDKの住宅を計112戸用意する。竣工は2023年8月下旬、入居は同年9月上旬予定。

賃貸住宅で社長のおごり自販機を設置するのは全国初。同自販機はサントリー食品インターナショナルが提供する、2人で同時に自販機を利用すると飲料が無料になるサービス。入居者に配布するICカードを入居者同士で同時に自販機にかざすことで、阪急阪神不動産が費用を負担し、入居者に無料で飲料を提供する。入居者が声を掛け合い、日常の他愛のないコミュニケーションが生まれるきっかけをつくる狙い。

また、コミュニティを育む住環境として、住宅共用部に1人でも複数人でも利用できるラウンジ、ワークスペース、ランドリーなどの機能を用意。共用部に設置されるのは、ランドリーストレージ、リビングラウンジ、ダイニングラウンジ、社長のおごり自販機、レンタルルーム、ワークルーム、アウトドアラウンジ、オープンビューテラス。

ダイニングラウンジ
アウトドアラウンジ

そのほか、入居者が任意で参加できるイベントの企画・運営などにコミュニティサービスの提携パートナーGONENGO LLCの協力を得て、入居者同士のコミュニティ醸成をサポートする。イベント情報の発信やプロジェクトメンバーの募集など、オンラインでのコミュニケーションも育むため、入居者専用コミュニケーションアプリも導入する。

コミュニティ以外では、利便性・安心感の高い住まい提供に向け、Tebra passにおける入居時・退去時の登録および抹消予約の遠隔操作を採用。共用部・専有部とも、カードキーのみで入退出できるようにする予定で、シブタニとの共同開発のもと、共用部のセキュリティ解除について、入居開始日時・退去日時の登録および抹消予約を遠隔操作で可能となった。

入居者自身が任意の交通系ICカード等を専有部にも登録することで、1枚のカードキーで共用部から専有部までセキュリティを解除できるといった利便性を提供する。