ニュース

G-SHOCK 待望の40周年記念モデル登場、4機種+1をチェック

カシオ計算機の腕時計ブランド「G-SHOCK」は、2023年で誕生40周年を迎える。10月には早くもファン待望の40周年記念モデルの第1群が発表。いずれも気合の入った製品で、今後の展開にも期待がかかる。本稿では発表済みの製品についてまとめている。数量限定と謳われていないモデルでも、多品種のG-SHOCKでは規定の数で生産終了となるケースは多い。気になるモデルは早めにチェックしておきたい。

“太陽フレア”積層ベゼル

MT-G「MTG-B3000FR」(165,000円)
MUDMASTER「GWG-2040FR」(143,000円)

マーブル模様のような赤とオレンジの積層ベゼルが与えられた、MT-Gシリーズの「MTG-B3000FR」(165,000円)と、MUDMASTER(マッドマスター)シリーズの「GWG-2040FR」(143,000円)。どちらもベースは最新世代の人気モデルだけに、納得のチョイスといったところ。

ピンクゴールドカラーのパーツが違和感なく溶け込むなど、派手めのデザイン。蓄光素材を混ぜ込み、暗闇でベゼルや周辺パーツが幻想的に光るギミックはG-SHOCKでも珍しい仕様。記念モデルらしい特別感や遊び心にもあふれている。

いずれもケースは大柄だが、カーボン素材を駆使しているため重さは110g台に収まっており、装着すると意外にも軽く感じるバランスや装着感の良さもポイントだ。

スクエア・フルメタルにグラフィティデザイン

スクエアデザインの初号機をフルメタル化したモデルは、国内外でランキング常連の大ヒットモデル。「GMW-B5000EH」(96,800円)は、40周年記念ロゴもデザインしたグラフィティアートのパイオニア、エリック・ヘイズ氏とのコラボレーションモデルで、国内はもとより海外でも注目のモデルに仕上がっている。

GMW-B5000EH(96,800円)

正統的なブラックをベースに、レーザー刻印かつドットパターンという手の込んだ仕様でバンド全体にグラフィティ・デザインが施される。文字板周辺を含めてモノトーンで統一され、思いの外シックなイメージに仕上がっているのも特徴だ。

90万円超え、“日本刀”の雰囲気があふれるMR-G

もともと最上級ラインで高額なMR-Gシリーズに、日本刀をモチーフにした「MRG-B2000GA」(935,000円)が世界限定500本で登場。MR-Gには武将や鎧といった和風モチーフのモデルもあるが、本製品は日本はもとより海外でも人気の出そうなデザインに仕上がっている。

MR-G「MRG-B2000GA」(935,000円)。世界限定500本

刀匠による“銘切りバンド”、チタンの組み合わせで鋼の模様を再現したベゼル、純チタン加熱処理で刃文のディテールを再現したケースなど、随所に見どころが詰まっている。表面の仕上がりも、説明不要とばかりに雰囲気たっぷりだ。

かなり大柄で厚みのあるデザインだが、ケース・ブレスレットはフルチタンで、装着してみると意外にも軽く感じるのもポイントだろうか。決して鋼のように重いわけではない。

アップデートも盛りだくさんな復刻フロッグマン

40周年記念モデルのロゴや刻印は付かないものの、G-SHOCKの40周年、そしてFROGMAN(フロッグマン)シリーズの30周年という両方を記念して企画・開発されたのが、1995年発売の2代目フロッグマンを復刻した「GW-8230B」(77,000円)だ。

FROGMAN「GW-8230B」(77,000円)

ただの復刻ではなく、ソーラー発電に対応。デジタル表示部分は現代的なものに差し替えられ、新たに潮汐表示が追加、バックライトはLEDに変更されている。またベゼル・バンドの樹脂素材にG-SHOCK初のバイオマスプラスチックを採用するなど環境への配慮も一歩進めた製品に仕上げられている。

パッと見のシルエットやデザインは忠実な復刻だが、よく見るとアップデートだらけの内容。当時このフロッグマンを使っていたという人も要注目の1本だ。