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街の証明写真機「Ki-Re-i」で集めた顔写真を顔認証に活用

大日本印刷(DNP)とDNPフォトイメージングジャパン(PIJ)は、企業の従業員や商業施設テナントスタッフ等が街中にある証明写真機「Ki-Re-i」で撮影した顔写真データを収集して顔認証に活用するシステムを、10月12日から提供する。

「DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-i」と、dotBravoが運用する顔認証システム「dotFace」を連動させたシステム。利用企業の担当者は、国内で約5,600台運用中のネットワーク接続されている「Ki-Re-i」で、従業員等が撮影した顔写真データをリモートで収集できる。

収集した顔写真データを、顔認証システム dotFaceで、オフィス等の各エリアの入室権限付与に活用できる。入退室データの管理や検温も可能。

企業側が持つ「非接触で認証できるシステムの導入」「入場者の把握」「セキュリティレベルに応じた入場制限」といったニーズに対応。同システムを利用することで、顔写真データを事前に収集・登録できるほか、専用端末に顔を映すだけで手ぶらで認証可能なので、セキュリティリスクと感染症リスクの低減に繋げられるとしている。

Ki-Re-iで撮影した写真を収集するメリットとして、ストロボ光による高品質で均一な顔写真データが得られることから、顔写真データの再収集や認証エラーを低減し、事務局等の作業を効率化できる点を挙げる。

DNPとPIJは、企業等のオフィスや会員制の施設を中心に同サービスを提供し、2025年度に2億円の売上を目指す。また、「DNP顔写真収集サービス」の機能拡充による事業拡大を図る。

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