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Meta Quest、VRの“ヘッドセットぶれ補正”をする録画機能

MetaのReality Labsは、VRヘッドセット「Meta Quest」シリーズ向けにv44ソフトウェア・アップデートの提供を開始した。数週間をかけて順次配信される。

v44ソフトウェアでは、テスト機能として、手動で設定を切り替えることで、高度なカメラ設定を利用できるようになる。VR内の動画を撮影する上級者に向けたもので、VRゲームなどをプレイしている様子を、よりすぐれた映像として録画できるようになる。

具体的には、映像の「ぶれ補正」が提供され、ヘッドセットの動きをどの程度まで映像に反映させるかを選択できるようになる。補正を強くすると画角は狭くなるので、適宜調整する必要がある。

また動画のデフォルトのフォーマットと解像度を設定できるようになる。1:1の正方形だけでなく、16:9など横長の映像も選択可能。高いフレームレート・ビットレートはストレージの消費とのトレードオフになるため、確認して選ぶ必要がある。

カメラの詳細設定

このほか新しいペアレンタルコントロールツールが提供される。v44では、保護者は監督下にある10代の子供のアカウントにおいて、開発者モードをブロックできるようになる。またその過程で、Meta Questにアプリをサイドロードすることもブロックできるようになる。

ロック解除パターンの関連機能として、特定のゲームやアプリにロックをかけられる、通称「App Unlock」と呼ぶ機能が追加される。まず1つ目として、ロック解除パターンの入力で、複数のアプリを一括してロックできる機能が追加される。2つ目として、レーティングカテゴリに基づいてフィルタリングしたゲームやアプリを一括ロックすることが可能になる。