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武蔵小山に145mのタワマン。パルム商店街入口付近を再開発

東急目黒線「武蔵小山」駅の南東側、パルム商店街の入口に面した場所に地上145m、850戸の大規模高層住宅が整備される。三菱地所レジデンスと日鉄興和不動産、大林組が推進する「小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」が、7月8日から東京品川区から都市計画決定された。竣工は2030年頃を予定している。

武蔵小山のパルム商店街入口に面した約1.4haの区域を再開発。地上145m、850戸の大規模高層住宅とともに、店舗や生活支援施設などを整備する。住宅が中心となるが、下層階には現存する商店街の魅力を継承しながら、2階レベルでのギャラリーやデッキを整備し、街の回遊性を高める商業施設を形成。地域の賑わいを創出する。

同エリアは、東急目黒線 武蔵小山駅に近接するとともに、都市計画道路補助26号線沿線に位置し、商店街と周辺市街地が一体になった街区が形成されている。しかし、防災面では木造が密集した地域、高経年マンションや木造住宅の存在、細分化された敷地、賑わい面では商店街アーケードの老朽化、休憩所等施設の不足、店舗数・販売数の減少といった課題があった。そのため、建物の耐震性強化やまちの防災性向上、商業機能の継承・強化、歩車分離や駐輪施設の整備による歩きやすい安全な道路整備を目指す。

所在地は東京都品川区小山三丁目21番(一部)、24番、25番、26番。建物の敷地面積は約11,280m2、延床面積は約12,700m2

武蔵小山駅周辺では、近年大規模再開発が続いており、近年では3棟目のタワーマンションとなる。再開発により商業施設や公益施設、広場など複合機能を備えた駅前エリアへ刷新している。