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新幹線の出張データを自動連携して経費精算。三井住友カードとコンカー

三井住友カードは、コンカーとの戦略的業務提携の第4弾として、8月末から新幹線の乗車区間や乗車日などのデータ情報をコンカーが提供する経費精算・管理クラウド「Concur Expense」へ自動連携する。

三井住友カードは、国内カード会社として初めて「Concur Expense」へ新幹線区間情報の自動連携を実現。データ項目数はConcur Expenseとデータ連携する国内のカード会社として最多となる。

コンカーが提供する経費精算・管理クラウド「Concur Expense」と、三井住友エクスプレスコーポレートカードが連携。JR東海の「JR東海エクスプレス予約サービス」を利用して、三井住友エクスプレスコーポレートカードで新幹線を予約すると、乗車後、「乗降区間」「乗車日」「新幹線名」「座席クラス」等が三井住友カードを経由しConcur Expenseに連携される。

これにより、利用者が出張精算時に入力する項目を削減できるほか、精算作業者の各項目に対する正誤チェック作業を軽減。また、高額になりがちな新幹線利用の予約・支払手段、精算方法を統一し、データ連携することで不透明な利用を防ぎ、ガバナンスを強化できるという。

このサービスはMastercardブランドのみが対象で、Mastercardが提供するCDF(Common Data Format)を通じてConcur Expenseへデータ連携した場合のみ利用可能。なお、JR東海エクスプレス予約サービス以外からの予約分は適用外となる。

三井住友カードとコンカーは2020年9月に、営業推進や協働商品の開発を軸とする戦略的業務提携を発表。この1年間で高速道路の出入口情報、ユーザーの英字氏名、請求日データ、国内線発着空港情報、タクシー乗降地情報のデータ連携項目拡充等を実現してきた。