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助けあいアプリ「May ii」 利用範囲が全国に

大日本印刷(DNP)は、2019年からサービスを提供している、「移動に困って手助けを求める人」と「手助け能なサポーター」をつなぐスマートフォン向けアプリ「DNPソーシャルアクションサービスMay ii(メイアイ)」の利用エリアを7月25日より日本全国に拡大する。

May iiは、移動に困っている人を誰もが自然にサポートできる社会の実現を目指して作られた作られた、「移動に困って手助けを求める人」と「手助け可能なサポーター」をGPSで結びつけることができるサービス。「対面のサポート」では周囲1km、「チャットのサポート」は周囲5kmの範囲にいるサポーターに対し、手助け依頼の情報(リクエスト)を発信できる。マッチングした相手とは、スマートフォン画面のマップ上で互いの位置情報を共有して確認可能。チャットのサポートでは、アプリのチャットで、病院や役所等の施設の混雑状況や交通機関の運行状況の確認、困りごとの質問などができ、コロナ禍で対面の接触に抵抗がある人も安心して利用できるとしている。

DNPの本社所在地である東京都新宿区の市谷周辺や、2019年2月に実証実験を行なった福岡県福岡市内、北海道札幌市内を対象にスタートし、その後徳島県や宮城県等の自治体と連携するなど、利用エリアを順次拡大してきた。現在までに、May iiのアプリのダウンロードは累計4万件を突破し、約1,200件の手助けにつながるマッチングを実現した。

提供開始から2年半が経過し、全国的にMay iiアプリの利用を希望する声が寄せられていることを受け、また全国の自治体や企業・団体との連携を推進するため、利用エリアを日本全国に拡大する。

より安心してマッチングができるように、運営事務局等の第三者によって認定を受けた利用者のプロフィールに「公認サポーターマーク」を表示する機能を2022年度内に拡充予定。

サポーターのアクションを活発化するため、サポーターには、リクエストに対するサポート回数等に応じてポイントが付与される。貯めたポイントに合わせて、アプリ内で確認できる「ステータス」が上昇する。さらに、マッチング機能だけでなく、日常的なアクションを推奨するミッションや「ステータス」に応じて特典を付与するイベントを配信している。

アプリ利用価格は無料。利用時間は8時から21時。対応言語は日本語、英語、韓国語。推奨環境はiOS 12以上、Android 6.0以上(iPad Wi-Fiモデル、iPod Touchなどの端末は対象外)。