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大阪万博、会場シンボル「大屋根」のイメージ公開。世界最大級木造建築

2025年日本国際博覧会協会は、大阪・関西万博会場のシンボルとなる大屋根(リング)の新しいパース図を公開した。会場内の「通り」や「広場」の名称を記載した最新の会場配置図も公開している。

大屋根(リング)は、大阪・関西万博会場デザインプロデューサーで建築家の藤本壮介氏がデザインした、「多様でありながら、ひとつ」という大阪・関西万博の理念を示し、シンボルとなる建築物。その基本設計を踏まえ、万博開催時の姿をより具体的に表現したパース図を新規に作成した。

大屋根(リング)は、完成時には建築面積(水平投影面積)約60,000m2、高さ12m(外側は20m)、内径約615mの世界最大級の木造建築物となるもの。リングの屋根の下は、会場の主動線として円滑な交通空間であると同時に、雨風、日差し等を遮る快適な滞留空間として利用できる。リングの屋上からは会場全体を様々な場所から見渡すことができ、リングの外に目を向ければ、瀬戸内海の自然や夕陽を浴びた光景など、海と空に囲まれた万博会場の魅力を楽しむことができる。

新たな会場配置図には、5月30日に発表した民間パビリオンの出展場所を反映させたほか、会場内の「広場」等の名称を初めて記載。これらの名称は、自然の事物やこれまでに日本で開催された万博のコンセプト等から普遍的な価値に焦点を当て、世界が連携して守るべき大切なものをイメージして名付けられた。