Kyash、Squareの米Blockなど13社から49億円の資金調達

デジタルウォレット「Kyash」を展開する株式会社Kyashは17日、49億円の資金調達(シリーズD)を実施したと発表した。ベンチャーキャピタルや国内の事業会社のほか、Squareを展開するBlockも参加している。Kyashの累計資金調達額は約128億円となる。

出資は13社。JPインベストメント、 米Block(Square)、 英Greyhound Capital、米Altos Ventures、Goodwater Capital、StepStone Group(Greenspring Associates)、香港Yitu Capital、SMBC日興証券、 三井住友海上キャピタル、AGキャピタル、ジャフコ グループ、SMBCベンチャーキャピタル、W ventures。

Kyashでは、今回の資金調達により、人材採用による組織拡充を行ない、事業領域の拡大・サービス運用体制の強化を図る。

Kyashの鷹取真一社長は、「決済事業のみで持続可能な事業モデルを描くのは困難な業界にあって、今回の資金調達で資本効率の高い事業を構造したことを評価いただけたことは意義深く、今後は一層の提携・協業を通じた事業の拡大を図っていく。既存株主様による追加出資と、米国を中心に金融領域の変革をリードされているBlockからの新たなご出資に加え、グローバルな投資家、日本の銀行界を代表する各行様のサポートを得たことは大変嬉しく、よりお客様中心のサービス精神のもとに事業に邁進していく」とコメントしている。