ニュース

10~11日は関東の大雪に注意。東京で5~10cmの積雪

1月6日の積雪の様子(東京都渋谷区)

国土交通省は、関東での大雪に対する緊急発表を行なった。関東甲信地方を中心に10日から11日にかけて大雪となる所があり、東京23区の降雪量は11日12時までの24時間で5~10cmと予想している。

10日明け方から11日朝にかけて、関東地方南部の平野部で積雪の恐れがあり、気温が予想より低くなると東京23区をはじめ平野部でも警報級の大雪となる可能性があるという。1月6日からの大雪の際にも車両の立ち往生が発生していることから十分に警戒するとともに、大雪の場合は、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。

やむを得ず自動車を運転する人に対しては、冬タイヤの装着や、チェーンの携行および早めの装着の徹底を要請。また、高速道路と並行する国道等が同時に通行止めとなるなど、広範囲で通行止めが発生し、広域迂回や通行ルートの見直しなどが必要になる場合がある。

公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生する可能性もあることから、外出が必要な場合には、最新の気象情報や交通情報等に留意し、十分な時間的余裕を持った行動が必要となる。

なお国土交通省では、冬タイヤの未装着等により立ち往生した事業用自動車に対し、悪質な事例については監査をしたうえで、安全管理義務違反として当該事業者の行政処分を行なう。'20年12月や'21年1月の大雪時には大型車の立ち往生が主な原因の甚大な影響が生じたことを紹介し、運送事業者に対しても、冬タイヤの装着、チェーンの携行および早めの装着を徹底するよう注意喚起するほか、タイヤの摩耗劣化にも注意するよう呼び掛けている。