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楽天、3回目の職域接種を実施。世田谷・川崎・横浜住民も対象に

楽天グループは、新型コロナウイルスワクチンの3回目「職域接種」を地域包括的に実施する。1回目・2回目と同様に、同社グループ社員だけでなく、世田谷区・横浜市・川崎市など近隣自治体住民や、中小企業数千社などを含めた地域包括的な職域接種を念頭に準備するという。

会場は、東京・二子玉川の楽天本社オフィス「楽天クリムゾンハウス」。2月28日から、まず日本国内の楽天グループ会社従業員(間接雇用含む)とその家族(配偶者・事実婚・同性パートナー、およびその二親等含む)を対象に開始する。その後、近隣自治体住民・取引企業・関連企業向けにワクチン接種を行なう。合計約12万回~を想定をしている。

楽天の職域接種は、自治体等の既存計画への影響が生じない範囲で、同社として用意可能な会場規模や運営人員(最大約230名体制)、協力医療法人等の体制、関係各所からの要望状況などを踏まえ、対応可能な接種数を試算・申請。承認を受け、順次供給されるワクチン供給量に応じて実施する。ワクチンはモデルナ製。

1日あたり約3,000回規模から開始し、最大5,000回規模へと拡大予定。接種回数は合計12万回以上を想定しており、従業員/従業員家族が約2万回、取引企業・関連企業が約1万回、近隣自治体住民が9.5万回、近隣教育機関が数千回を想定している。

楽天の1回目・2回目の職域接種では、受付から接種までの所要時間を約3分半にまで短縮できるオペレーションや、接種者側が衝立を挟んで2つのブースに入れる構造を採用するなど、少人数で迅速な接種を実現。また、オンライン予診により、医師が接種会場に来ることなく接種業務を担える体制を整備することで、「楽天クリムゾンハウス」「楽天生命パーク宮城」「マリンメッセ福岡」の各会場において1日あたり最大5,000回規模で実施した。「ノエビアスタジアム神戸」における神戸市の大規模接種運営支援を合わせると、これまでに約90万回の接種を実施しており、3回目の実施を合わせると、楽天が運営に関わるワクチン接種回数は100万回を超える見込み。

世田谷・横浜・川崎居住者は各自治体で予約

世田谷区、横浜市、川崎市では、それぞれ楽天グループが実施する区民/市民向けの職域接種の予約受付を実施する。予約開始は、世田谷区が2月下旬予定で詳細は後日発表、横浜市が2月28日9時、川崎市が3月1日8時30分。接種開始予定日は共通で3月14日。

対象者はいずれも、3回目接種の接種券が届いている人。使用ワクチンはモデルナ製。横浜市は、1・2回目接種がファイザー製、アストラゼネカ製だった人も接種可能との案内を出している。予約枠は1日につき、横浜市が約400~800人、川崎市が約300人。

予約は、横浜市では予約専用Webサイト、横浜市公式LINEアカウント、電話予約センター、川崎市では予約サイトのみで受け付ける。