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ビーズソファのYogibo(ヨギボー)、日本の輸入代理店が米国本社を買収

ビーズソファが人気のYogibo(ヨギボー)について、日本の輸入代理店ウェブシャークは、米国本社を買収したと発表した。持分譲渡契約を2021年12月11日に締結、同年12月30日に100%取得が完了した。買収額は非公開。

ウェブシャークはグローバルでのビジネス展開を志向しており、2021年7月に米Yogiboから買収の打診があったことから実現したとしている。一方で、輸入代理店が契約を解除されると業績が悪化するといった一般的な事例に鑑み、防衛策の必要があったともしている。

米Yogiboの経営陣は引き続き経営に携わる。これまでのYogiboは各国のブランドデザインが均一化されていなかったが、今後は各国で異なるブランドデザインを世界的に統一するなどの取り組みを実施する。また、世界規模でのオペレーション業務のDX化、ビッグデータ・AI活用の需要予測などの各国への導入、基幹システムへのデータの統合を進めていく。このほか、ブランド強化のための製品品質の向上に取り組み、ブランドイメージ関連のマーケティング戦略を再構築するとしている。

Yogiboはビーズソファが人気のブランドで、2004年に米国で誕生。2009年にはYogibo LLCが設立され本格的に事業を展開し、米国の東海岸のショッピングモールを中心に店舗を展開している。日本ではウェブシャークが2014年に日本総代理店契約を締結し国内で展開。戦略的店舗出店や独自のマーケティング施策で順調に売上を伸ばしているという。2021年12月時点で日本国内に86店舗を展開している。Yogibo全体としては、アメリカ、カナダ、韓国、台湾、タイ、シンガポール、オランダなどでも展開している。