ニュース

Sansanにメール署名を名刺として取り込む機能

Sansanは、メールの署名などを自動で取り込む「スマート署名取り込み」機能を12月中に提供する。Sansanのユーザーは追加費用無しで利用できる。

メールでやり取りしている相手の署名や差出人情報を自動で識別・補完して、Sansan上に蓄積できる機能。法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」のユーザーに提供する。

具体的にはGmailと連携し、送信者のメール署名が名刺候補として自動的に表示される。Sansanのユーザーは登録したい名刺候補を選択するだけで、Sansan上にデータを登録できるようになる。対象のデータは、基本項目として「会社名/氏名/メールアドレス」のほか「部署/役職/電話番号」など。

すでに同一のメールアドレスの名刺が登録されている場合やメールマガジンの送信者は自動的に除外される。名刺候補として表示される企業名は、公開企業情報から補完も可能になっている。同機能は、2022年初旬にはMicrosoft Outlookとの連携も予定する。

Sansanではオンライン名刺機能を提供しており、Microsoft TeamsやGoogle カレンダーで利用できるようにするなど外部との連携を拡大している。一方で、営業の現場ではオンラインのミーティングに至らずメールのみのやりとりも多いとし、接点データの蓄積に課題があったとして、今回のメールの署名を自動的に取り込む機能が開発された。