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ソニー、Mac対応の新ICカードリーダー。e-TaxやSuica履歴確認

ソニーは、Macに対応したICカードリーダー「PaSoRi(パソリ)」新モデル「RS-S300」を11月11日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4,000円前後。

従来モデルの「RC-S380」(2012年発売)はロングセラーとなっており、直近の2年間でも販売数が増加。特に確定申告時期に需要が増大することから、新モデル「RS-S300」を投入する。

RS-S300の特徴は、新たにMac OSに対応したこと。従来モデルはMac非対応だったが、RS-S300の対応OSは、macOS 12/11とWindows 11/10/8.1となる。また、通電時やICカード読み取り時に点滅するLEDランプを追加したほか、ホルダーを使ってカード固定やケーブル収納が可能になった。

ホルダーでカードを固定
カードを固定
ケーブルを収納

マイナンバーカードに対応。e-Taxによる確定申告や、マイナポータルなどの公的個人認証サービスを利用するオンライン手続きに対応。また、Suicaなど交通系ICカードの残額表示や履歴表示にも対応する。付属のアプリ「SFCardViewer」で交通系ICカードやおサイフケータイの履歴や残高を確認できる(最大20件)。

e-Taxに対応

ダウンロード版の「SFCardViewer」はWindowsのみの対応だが、Webアプリ版の「SFCardViewer」も新たに提供開始。Webブラウザ(Edge、Chrome)からRS-S380にかざしたSuicaやおサイフケータイの履歴や残高を確認できるようになった。また、パソリの不具合診断用の「自己診断サイト」もWebで提供する。

SFCardViewer(Web版)

パソコンとの接続はUSBで、USB 2.0ケーブル(Type-A-ミニB/1m)が付属。本体サイズは59,5×95×10.5mm、重量は約36g。また、パッケージからプラスチック梱包材を全廃。パッケージサイズも小型化している。

なお、令和3年分確定申告(2022年1月上旬~)の「国税庁 確定申告書等作成コーナー」においては、マイナンバーカードやスマートフォンを使った申告を推進。マイナポータル連携の強化による申告書の自動入力対象を拡大するほか、パソコンでICカードリーダーなしでのe-Tax申請などが可能になる。