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ドコモ、5GノートPC発売・冬春モデル追加。Android 12は46機種に

NTTドコモは、スマートフォンのスタンダードモデルやらくらくスマートフォンなど3機種を発表、12月以降に発売する。すでに発表済みの5機種を含め全8機種のスマートフォンを「2021-2022冬春モデル」としてラインナップ、すべて5G対応モデルで提供する。

新たに発表されたのは、価格を抑えたモデルや、スマホ初心者やシニア層に向けたモデル。スタンダードモデルは「Galaxy A22 5G SC-56B」で、12月中旬以降に発売する予定。初心者向けは「あんしんスマホ KY-51B」、シニア向けは「らくらくスマートフォン F-52B」で、どちらも2022年2月以降に発売される。なお、あんしんスマホ KY-51Bはドコモ初の京セラ製スマホとなる。

左からGalaxy A22 5G SC-56B、あんしんスマホ KY-51B、らくらくスマートフォン F-52B

冬春モデル全8機種のうち、ハイスペックな「Galaxy Z Fold3 5G SC-55B」「Galaxy Z Flip3 5G SC-54B」は10月6日に発売されている。また、11月中旬発売の「AQUOS sense6 SH-54B」、12月上旬発売の「arrows We F-51B」にはドコモオンラインショップ限定カラーが用意され、購入代金の1%相当を日本赤十字に寄付する取り組みも実施される。

ガイドラインなどに基づき、これら8機種はすべてSIMロックが解除された状態で販売され、回線契約なしの端末単体でも購入が可能。eSIMについては8機種はいずれも非搭載で、ユーザーの要望をみながら今後の対応を検討していくとしている。

5GノートPC「ThinkPad X1 Nano」、ドコモが販売

スマートフォン以外では、コンシューマ向けの5G対応ノートPC「ThinkPad X1 Nano」(Lenovo製)をドコモが発売する。発売日は10月6日で、ドコモショップのほか量販店で販売される。「ドコモのギガプラン」を契約しているユーザーは、「5G データプラス」を契約することで月額1,100円で通信サービスを利用できる。5Gや4Gの通信サービスを利用でき、自宅やコワーキングスペースといったリモートワークにおいて、Wi-Fiがない環境でも快適に利用できるとする。

コンシューマ向けの5G対応ノートPC「ThinkPad X1 Nano」

OSバージョンアップや新アプリ「SNS launcher」

Androidの最新バージョンであるAndroid 12への対応については、発売済みの機種を含めて46機種を対象に、バージョンアップを提供する。

また、主に若年層をターゲットにしたAndroid向けホームアプリ「SNS launcher」を開発、10月下旬から提供する。ホーム画面から左右にフリックするだけで、すばやくSNSアプリにアクセスできるというホームアプリで、ドコモ回線のユーザー以外も利用できる。

SNS launcher

このほか、スマホを振ってアプリを起動する「スグアプ」もバージョンアップ。アイコン同時表示機能が追加され、レジで使う決済アプリとポイントアプリなど、事前に設定した最大5つのアプリを素早く切り替えられるようになる。

「スグアプ」がバージョンアップ

5G周辺デバイスを管理「マイネットワーク構想」

ドコモはこのほか、5Gの本格展開に向けて、5Gを活用する周辺デバイスの普及・利用促進に取り組む「マイネットワーク構想」も明らかにしている。

4月から5G対応の周辺デバイスのレンタルサービス「kikito」を提供しており、メガネ型ARデバイスの「Nreal Air」などを今後発売する予定だが、2022年1月以降、デバイス管理プラットフォームとしてスマホアプリ「kikitoデバイスガイド」を提供する予定。同アプリにより、入手する、使って楽しむ、売却するといった一連の流れをサポートできるようにする。