ニュース

ヤフオクの「ヤフネコ!パック」、PUDOステーションで“梱包レス”発送実験

ヤフーとヤマト運輸は、10月1日から「ヤフオク!」、「PayPayフリマ」向け匿名配送サービス「ヤフネコ!パック」で発送する商品を梱包しないまま対象の宅配便ロッカー「PUDOステーション」に持ち込むだけで、ヤマト運輸が梱包代行し発送を行なう実証実験を開始する。

ヤフーとヤマト運輸は、これまでもPUDOステーションからの「ヤフネコ!パック」の発送対応や、マンション内のフルタイムロッカーからの「ヤフネコ!パック」の発送に向けた連携などを進めてきた。一方で、「ヤフネコ!パック」で商品を発送するユーザーからは「どう梱包したらいいか分からない」、「梱包資材が手元にない」など、梱包に関する問い合わせが多かったという。

そこで、「ヤフネコ!パック」での発送で、商品を梱包しないまま対象のPUDOステーションもしくは宅急便センターに持ち込むだけで、ヤマト運輸が梱包を代行し、発送する実証実験を実施する。期間は10月1日から11月1日まで。

対象拠点は東京都内の6カ所

  • PUDOステーション 東京メトロ東西線 茅場町駅
  • PUDOステーション 東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅
  • PUDOステーション クロネコスタンド豊洲4丁目センター
  • PUDOステーション ヤマト運輸 甘酒横丁センター
  • ヤマト運輸 阿佐ヶ谷パールセンター
  • ヤマト運輸 三鷹下連雀3丁目センター

宅急便センターは営業時間中(9時から20時)の対応となる。

「ヤフネコ!パック」の梱包代行では、商品を梱包しないまま、対象のPUDOステーションまたは宅急便センターに持ち込み、通常の発送時と同様、発送手続きを行なう。その後、ヤマト運輸が商品を梱包し、発送手配が完了する。

実証実験期間中の梱包代行の利用料金は、 PUDOステーションに持ち込む場合は無料。宅急便センターへに持ち込む場合は、資材代込みで一律500円かかる。

なお「ヤフネコ!パック」で取り扱えないものや、実証実験の対象外のPUDOステーションに投函した場合は返送対応となる。返送にかかる送料はユーザーの負担となる。また、宅急便で扱えない商品や、クール(冷蔵・冷凍品)は対象外。

今後、実証実験で梱包代行や非対面発送のニーズを検証し、サービス化について検討していく。