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SBI、新生銀行にTOB。「事前協議はない」

SBIホールディングス(SBIHD)とSBI地銀ホールディングスは9日、新生銀行に株式公開買い付け(TOB)を行なうと発表した。すでに、19.85%の株式をSBIHDが保有しているが、48%までの取得を目指す。

11月1日付けで買い付けを開始し、1株2,000円。総額は1,164億円規模となる。ただし、新生銀行との間で、公開買付けに関する事前の協議を行なっておらず、「対象者が本公開買付けに賛同するか否かは確認できていない」としている。協議については、公開買付けの終了後に行なう予定。

SBIHDでは、新生銀行および、グループ子会社のカードローンなど消費者金融関連ビジネス、ストラクチャードファイナンスビジネス、クレジット投資、プライベートエクイティ投資などの事業を評価し、SBIグループの事業とのシナジー創出を図る方針。

SBIHDは、新生銀行グループの経営陣に対し、2019年に33.4%から48%の株式取得と経営資源の結合、総合金融グループを目指すなどの提案を行なったが賛同されず、地方創生パートナーズの設立にとどまっていた。その後も協議を行なっていたが、新生銀行がマネックス証券との提携を行なうなど、SBIHDの提案に類する他社提携を行なっていることから、「提案が受け入れられなかったことを認識した」としている。