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アイリスオーヤマ、国内初JIS適合マスクを店頭発売開始

アイリスオーヤマは、マスクの性能指標となる日本産業規格「JIS T9001」に適合するマスクの店頭販売を開始した。JIS T9001に適合するマスクの販売は国内初。

JIS T9001は、6月に国が制定したマスクの統一規格。これまでマスクには公的規格が無く、各メーカー独自の基準で品質表示を行なっていた。JIS T9001は、一般販売向けマスクの規格で、4つの捕集機能(微粒子状物質、バクテリアを含む飛まつ、ウイルスを含む飛まつ、花粉粒子)と圧力損失(通気性)、安全・衛生項目を規定している。

今回、JIS T9001に適合したのは、同社の宮城県角田工場で生産される、「ナノエアーマスク」など8商品。ナノエアーマスクは、表面シート、特殊ナノファイバー、口元快適シートの三層構造により、花粉やウイルス飛沫、PM2.6などを防ぐ捕集機能を備える。隙間を低減する特殊Vカット加工や、口元に3Dワイヤーを内蔵し、呼吸がしやすいのが特徴。価格は438円。

なお、こららのマスクは従来から販売されていたが、元々同社の品質規定がJIS適合審査基準を満たしていたため、製品としては同じものになる。

ナノエアーマスクの特徴
JISに適合した8商品

また同社では、「アイリスオーヤマ マスクプロジェクト」を推進。自社生産・販売する全マスク製品のJIS適合を目指す他、グローバルでマスクを生産供給。企業・団体などへの支援活動により、マスクを必要としている東南アジアなどへの支援も行なっていく。