ニュース

アイリスオーヤマ、国産マスク生産ライン本格稼働。月産1.5億枚

マスク生産の様子

アイリスオーヤマは、国産マスク生産ラインの本格稼働を開始した。政府の要請を受け、宮城県角田工場の一部を改修し、マスク生産を実施する。

今後も生産設備を順次導入し、国内生産1億5,000万枚/月の生産体制を構築する。投資総額は約30億円。不織布マスク、マスク用不織布(メルトブロー、スパンボンド)を生産する。100名の新規雇用も実施する。

同社は従来、中国の大連工場と蘇州工場の2拠点で、8千万枚/月のマスクを生産し、国内に供給していたが、海外生産のリスク増加によりマスクの品不足が長期化していた。同社は政府の要請により、3月に日本での供給体制強化を決定。国内に生産工場を設置することで、中国1カ所に依存していた生産体制を分散しながら、リードタイムを約2週間短縮し、安定した供給体制を構築するとしている。

工場の所在地は宮城県角田市小坂上小坂1番。