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JR富山駅ビル、外観デザイン発表。22年春開業

外観イメージ

JR西日本不動産開発は、2022年春開業に向けて新築工事を進めている「JR富山駅ビル」の外観デザインを発表した。

富山駅周辺地区土地区画整理事業地において進められている事業。駅ビル内には富山ターミナルビルが運営する商業施設「MAROOT(マルート)」、ジェイアール西日本ホテル開発が運営する宿泊施設が入居する。

施設の開発コンセプトは「市民と来街者と旅人が集い交わる、活力あふれる駅前空間」。富山駅前の更なる賑わいの創出や、地域全体の発展を支える拠点となることを目指す。

富山の新たなランドマークを目指したデザインを採用。外壁は富山を代表する景観資産である立山連峰の雪景色をイメージした白色を基調とし、稜線を外壁パネルのグラデーションによって表現。建物の一部には、落ち着きと温かみのある印象を与えられるよう、立山杉をイメージした濃茶色をしつらえている。

施設内部の賑わいを外部へ発信できるよう、駅前広場に面する角にはガラスのカーテンウォールを、1階店舗部分には連続性のある開口部を設置。夜間には建物頂部やサインのライトアップをはじめ、ガラス部分から漏れ出す施設内の光などにより、駅前広場に光を提供する。

夜間イメージ

施設内には、来館者へ富山の魅力を発信するため、駅前広場やLRTを見下ろせる視点場、立山連峰を望めるホテルロビーなどを設ける。

駅前広場に面した壁面は、プロジェクションマッピング等に利用可能。広場を活用したイベントによる多世代交流の創出を目指す。

駅前広場側1階イメージ

所在地は富山県富山市明輪町1番231号。敷地面積約7,930m2、延べ面積約38,100m2、地上12階。