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トヨタと福島県、水素・燃料電池車を使うまちづくり

福島県とトヨタ自動車は、水素を活用するまちづくりについて、検討を開始したと発表した。パートナー企業12社も参画する。

福島県はエネルギーとしての水素に着目し、未来の水素社会を先取りするモデル構築に挑戦中。トヨタなどもカーボンニュートラルの観点でこの取り組みに貢献すべく参画し、日本に多い30万人規模の都市における水素社会の実装モデルを構築、全国展開も検討していく。

具体的には、スーパーやコンビニなどの配送網において、水素を利用する燃料電池(FC)トラックを複数台導入、コネクテッド技術で運行管理や水素充填タイミングの最適化などのエネルギーマネジメントも実践する。水素は、福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で造られた水素も活用する。

燃料電池(FC)トラック

また県内では燃料電池を搭載したキッチンカーやドクターカーなどを運用。県内の店舗や工場などでも水素を活用し低炭素化に取り組む。

トヨタのほかパートナーとして、アサヒグループホールディングス、イオン、いすゞ、佐藤燃料、セブン‐イレブン・ジャパン、デンソー福島、根本通商、日野自動車、ファミリーマート、マルト、ヨークベニマル、ローソン、産総研 福島再生可能エネルギー研究所も参画する。