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ぺんてる、文具の技術で「化粧品」ビジネス強化

ぺんてるは、文具の研究・開発で培った技術を活かした化粧品カテゴリーの新ビジネスを5月19日より開始する。アイライナーをはじめとした化粧品で、相手先ブランドで開発から製造までを一貫して受託する。

文具や画材の技術として培った強みを活かし、自社開発バルク(化粧品内用液)と自社加工合成毛により「描き味&高品質」を独自技術により実現する。

自社開発バルクは、分散制御技術と配合設計技術を組み合わせ、発色の良さと高い耐久性を備える。バルクの着色剤である顔料は、肌に色素沈着しないメリットがある一方で、顔料同士が引き合う原理が、顔料の種類毎によって異なるという課題があった。自社開発バルクでは、配合処方の最適化と適切な分散方法の選択により、この課題を解決している。

自社開発バルク

また、自社加工合成毛は、毛筆タイプの筆記具で培われた、ナイロンテーパー加工技術により心地よい肌ざわりと穂先のまとまりを実現。配合・混毛技術により、用途に応じ自在な描き味にコントロールできる。

自社加工合成毛

5月19日から5月21日までパシフィコ横浜で開催される「第10回化粧品産業技術展(CITE JAPAN 2021)」に出展し、体験コーナーを設置する。