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COCOA、Android版アップデート。1日1回再起動が不要に

厚生労働省は21日、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」のAndroid版の最新バージョン1.2.3を提供開始した。陽性者との接触の有無を1日に1回程度確認し、接触があった場合には通知を行なうよう改善したため、早期にアップデートを行なうよう呼びかけている。

COCOCAのAndroid版では、昨年9月28日のバージョンアップ(1.1.4)以降、接触が正しく通知されないという不具合が確認されており、2月の1.2.2で一部不具合を解消した。しかし、接触の有無を確認するためには、定期的にアプリを再起動しなければいけなくなった。1.2.3では、定期的にCOCOAを再起動せずとも、接触通知を受けられるようにした(アップデート直後は一度再起動が必要)。

また、安定性を向上するための修正も行なっている。

なお、多くのAndroid搭載端末では、OSのバージョンや機種により、電池消耗やデータ通信量の削減等を目的とし、バックグラウンドでのアプリの稼働を停止する機能を備えている。そのため、厚労省ではユーザーに端末設定を確認するよう呼びかけている。

具体的には、「バッテリーセーバー」「電池の最適化」「省電力モード」「省エネモード」「節電モード」等の省電力機能の対象からCOCOAを外す、または電池残量が少なくなった場合のみに省電力モード等に切り替わるように設定するよう求めている。

なお、テストの過程で、Samsung「Galaxy A41」では、機種固有の事象として、陽性者との接触の検知から通知までの処理が適切に実施されないとのこと。引き続き1日に1回程度、定期的にアプリの再起動を行なう必要がある。