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セイコークレドール、水の情景を表現した140周年記念モデル

セイコーウオッチは「クレドール」の「Linealx(リネアルクス)」から、美しい水の情景を表現した、セイコー創業140周年記念限定モデル2機種を、5月14日に発売する。価格は649万円、および74万8千円。2021年はリネアルクスシリーズ誕生5周年、クレドールのスケルトンモデル誕生25周年でもある。

「GBBD952」と「GSTE805」の2機種で、GBBD952はセイコー創業140周年記念に加え、スケルトン25周年を記念したモデル。

GBBD952はピンクゴールドカラーのスケルトンモデルで、デザインテーマは「桜流水」(さくらりゅうすい)。ムーブメント部品の表裏両面に、彫金職人による「桜がせせらぎを流れていく趣のある風情」を表現した桜流水文様が彫金されている。ムーブメントには、品質を向上させた新開発のピンクゴールドめっきを施している。

ムーブメント外周部の機械を支える部品は、漆部に金片を均等に蒔いた後、手作業で一片ずつ平らに置き直すことで、金片がどの角度からも美しい輝きを放つよう仕上げている。また3・6・9・12時のインデックスには金の高蒔絵を施している。これらには、漆芸家・田村一舟氏による緻密な蒔絵技法が惜しみなく注がれているという。

ムーブメントの4時位置には、セイコーの創業年である「1881」を彫金。またストラップには、時計にあわせたピンクゴールド色等の箔を貼り込んだKYOTO Leather(京都レザー)のミシシッピアリゲーターストラップを採用している。

ケースは18K ピンクゴールドで、ケースサイズは38×7.7mm(外径×厚さ/りゅうず含まず)。日常生活用防水。価格は649万円。販売数量は10本。

GSTE805は女性向けのミニモデルで、水が踊るように勢いよく渦巻く躍動感を、ダイヤルに施した彫金とブルーサファイア、ケースダイヤモンドの輝きで表現。かん足のデザインやブルーサファイア付きのりゅうず、ヘアラインと鏡面の仕上げ分けをしたブレスレットなど、レギュラーモデルで好評のデザインと着け心地を踏襲している。

バンドはステンレススチールで、デザインテーマに合わせたマーブル模様のKYOTO Leather製カーフストラップが付け替え用として付属。カーフストラップの模様は、水に染料を吹き付けて柄を整え、革を乗せて写し取る墨流し染めの手法によって仕上げている。

ケースはステンレススチールで、ケースサイズは21.7×7.4mm(外径×厚さ/りゅうず含まず)。あしらわれたダイヤモンドは20石(ケース)で合計0.14カラット、ブルーサファイアは12石(ダイヤル11石、りゅうず1石)で合計0.12カラット。日常生活用防水。価格は74万8千円。販売数量は80本。

同日、リネアルクスのレギュラーモデル「GSTE803」、「GSTE804」も発売する。ケース、バンド、ケースサイズ、防水性能はGSTE805と同様。付け替え用ストラップは付属しない。価格はGSTE803が38万5千円、GSTE804が47万3千円。

(右)GSTE803、(左)GSTE804