ニュース

YKK、ジーンズ用ファスナーで環境配慮。テープに再生ポリエステル

YKKは、持続可能素材使用の促進、環境配慮商品の販売強化に向け、日本で製造するジーンズ用ファスナーのテープを再生ポリエステルに切り替える。

切替対象は、黒部事業所で製造するジーンズ用ファスナー「YZiP(ワイジップ) No.3サイズ PJR12テープ 止・開製品」。ポリエステルテープを、再生ポリエステルを使用したテープに全面的に切り替え、4月より販売開始した。コットン・ポリエステル交織テープ(CPテープ)は対象外。

YKKは「YKK サステナビリティビジョン2050」にて、ファスニング製品の繊維材料を2030年までに100%持続可能素材(リサイクル材、自然由来材料等)へ変更することなどを目標に掲げている。今回のテープの切り替えは同ビジョン達成に向けた取り組みの一環。

YKKでは、1994年より再生ポリエステルをテープに使用したファスナー「NATULON(ナチュロン)」を販売。2020年には海洋プラスチックごみ(プラスチック廃棄物)を主材料としたファスナー「NATULON Ocean Sourced(オーシャン ソースト)」の販売を開始するなど、リサイクルファスニング商品NATULONのラインアップを拡充している。

また、植物由来ポリエステルを主材料としたファスナー「GreenRise(グリーンライズ)」や、オーガニックコットンを使用したファスナー、染色工程で水をほとんど使用しない染色技術「ECO-DYE(エコ ダイ)」など、サステナビリティに配慮した商品開発を進めている。