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Amazon、オートロックマンション用「置き配」システム

アマゾンジャパンは、マンションでのAmazonの荷物の受け取りの煩わしさを解消するためのシステム「Key for Business」を2月25日から導入開始する。

Key for Businessは、Amazonから委託を受けた配送業者や配送ドライバーが専用の配送アプリからマンションのオートロックを解除できる仕組みで、不在でも玄関等への置き配が可能になる。

マンションのエントランスのドアまたはオートロックの装置と「Key for Business」デバイスを接続。配送ドライバーは、専用の配送アプリからオートロックを解除できるようになる。導入マンションにAmazonの荷物を持った配送ドライバーが到着すると、ロックの解除ができる。配送ドライバーがマンションに入館し、玄関への配達が完了するとロック解除の期限が切れ、それ以降は同日でもマンションに入館できなくなる。

当初は、大東建託パートナーズと警備保障(ALSOK)などの企業と協力して導入を進め、順次、パートナー企業を拡大しながらKey for Businessを全国展開する。25日のサービス開始時は、200棟のマンションへの導入を予定している。

Amazonは、30都道府県で置き配を標準の配送方法としているが、これまでオートロック付きのマンションでは、利用者が不在の場合、配送ドライバーはマンションに立ち入れず、玄関への置き配ができなかった。オートロック付きマンションでのKey for Businessの導入により、玄関等までの置きが可能となり、在宅勤務中など在宅していても手が離せないときでも、インターホンや玄関での応対が不要となる。また、配送ドライバーの負担軽減にも役立つとしている。